タバコの害

タバコの依存を引き起こす原因物質。中枢神経系に作用し、少量では興奮作用、大量では鎮静作用を示します。喫煙により、肺から速やかに吸収され全身に広がり、間接的には血管収縮作用ももたらします。また、体内に吸収されたニコチンが代謝されてできる物質には、発がん性が認められています。

タバコに含まれる有機物が熱分解するときにできる化学物質で、ベンゾピレンなど数多くの発ガン物質が含まれています。

酸素の約240倍も血中ヘモグロビンと結合する力が強く、身体を酸欠状態にします。それにより、血管の疾患である動脈硬化や心臓病などが起こりやすくなります。

答え： 「害は同じかそれ以上」 です！
あなたは「低ニコチン・低タールのタバコならそれほど害はないだろう」と思っていませんか？
ニコチン依存度の高い喫煙者は、体内に一定のニコチン量が入らないと満足できません。
煙を深く吸い込んだり、吸い込む回数が増えたり、長く肺にためる、根元まで吸うなど、ニコチン・タール・一酸化炭素を逆に多く摂取する傾向になるのです。