前期高齢者医療制度 |
65歳~74歳の前期高齢者の方を対象とした、被用者保険(健康保険組合等)、国民健康保険の間で医療費負担を調整するための制度です。
そのヒントは、各保険に加入する前期高齢者の人数のかたよりにあります。
医療費負担のバランスを調整 するために、国民健康保険と被用者保険(健保組合など)が同じ前期高齢者加入率(全国平均)と仮定して、調整金(納付金)を出します。企業を定年退職した 後、多くの人が国民健康保険に加入します。国民健康保険だけで、その前期高齢者の医療費を背負うとすると、破綻してしまいます。国民皆保険を維持するため に、私たちの保険料で「前期高齢者納付金」を納め、多くの前期高齢者を支えているのです。
2008年4月から開始された高齢者医療制度への負担金が、各健保の財政に大きな負担となっています。
国の制度である高齢者医療制度への
負担金、トヨタ健保はどれくらい払っているのでしょうか?
2021年度は、支出(780.4億円)のうち約47% (365.1億円)です。
トヨタ健保での取り組みについてご説明いたします。