PoPo2025春号
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と   8 PoPo健康推進メンバーのみなさん語ってくれた方代表取締役副社長岡本浩志さん 当事業所は小規模な組織で、従業員一人ひとりの役割と責任会社も成り立ちません。誰かが欠けることで事業に大きな影響が出ることを考えると、従業員の健康が会社の健康そのものだと言えます。 健康維持は経営の根幹だと考え、従業員の心身のケアを最優先にしています。また、私たちは「従業員は家族あってこそ」とも考えており、その家族の健康も重要な要素です。家族が健康であれば、従業員は安心して働け、逆に家族に不安があれば仕事にも影響が出てしまいます。だからこそ、従業員とその家族がともに健康でいられることが、私たちの目指す健康経営に繋がると考えています。 当事業所では、メンタルヘルス対策としてストレス関連疾患の予防や早期発見に力を入れています。その一環として、オンラインカウンセリングサービスを導入しています。従業員とその家族が、仕事やプライベートの悩みを臨床心理士に相談でき、回数に制限もありません。内容は完全にプライバシーとして守られるため、従業員から気軽に利用できるとの声を多く頂いています。 また、定期健診については30歳以上の従業員には毎年、人間ドックやレディース検診を費用は会社負担で受けてもらっています。健診結果を産業医と共有できるシステムも導入し、保健師による二次受診のフォロー体制も整えました。従業員が受診する医療機関がそれぞれ異なり判定結果に差異が生じますので、保健師が判断し本人にフォローしていただくことで、より適切で安心できるサポートを提供しています。 からだ測定会という参加・交流型のプログラムを実施しています。体力測定や体成分、栄養摂取の状態を測定し、専門家によるカウンセリングで改善意識を高めています。イベント感覚で参加できるので、参加率も非常に高いです。 当事業所はデザイナーが多く、デスクワーク中心の職種のたからだ測定会プチ健康イベントめ、運動不足になりがちです。測定会の結果を見ると反応時間は驚くほど速く、一方握力が弱かったです。その結果を踏まえて運動不足解消のために定期的にウォーキングなどの健康イベントを実施し、体を動かす機会を提供しています。 また、心と体のリラクゼーションを目的に、隔週で昼休みの10分間を利用し任意参加のプチ健康イベントを実施しています。参加者が飽きないよう、毎回テーマを変えて、画面を見ながらストレッチやマッサージを行います。出張者や在宅勤務の方もリモートで参加してくれるので、コミュニケーションの向上にも繋がっています。 健康は一過性のものではなく、日々の積み重ねが大切です。健診での結果が良かったからといって、それで終わりではなく、継続して維持することが本当に重要です。若いときには意識しにくいかもしれませんが、50代、60代、さらに70代、80代になったとき、健康の重要性がより一層感じられるはずです。 現役を引退した後も人生は続きます。その後をどう生きるかを考えたとき、健康で動ける体を維持できていることが、どれほど大きな力になるかを実感するでしょう。だからこそ、今から意識して準備することが、未来の自分を支えるうえで大切なことだと思います。健康経営についてどのような考えをお持ちですか。が大きいと感じています。そのため、従業員が健康でなければ、具体的な取り組みを教えてください。健康維持や体力づくりに向けた取り組みはどのようなものがありますか。今後の職場での健康づくりにおいて、大切にしていることは何ですか。従業員と共につくる、楽しみながら守る健康株式会社テクノアートリサーチ愛知県名古屋市従業員数43名

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